スキー・スノーボードで安全に滑るための7つのポイント
スキーやスノーボードは、足元の雪、髪を撫でる風、そして高速で斜面を滑り降りる爽快感が魅力です。しかし、急斜面を高速で滑走するスポーツであるがゆえに、危険も伴います。米国スキー場協会(National Ski Areas Association)の統計によると、過去10年間で年間平均約40人がスキー・スノーボード事故で命を落としています。死亡者数はそれほど多くはありませんが、毎年数百人が負傷しています。完全にリスクを排除することはできませんが、以下のポイントを守ることで事故の可能性を大幅に低減できます。
必要なもの
- スキー板(またはスノーボード)と基本的な滑走技術
- 適切な装備一式(転倒時に装備が流れ出さないようストラップやクリップ付きのもの)
安全に滑るための手順
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常にコントロールを保つ
NSAA(全米スキー場協会)でも最重要ルールとして掲げられています。自分の操作が不安定になると、本人だけでなく下りの他の利用者にも危険が及びます。前方にいる人が優先権を持つことを常に意識し、速度を落として衝突やバランス崩しを防ぎましょう。
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装備は安全に使用する
レンタルの場合は、専門スタッフにブーツとビンディングの適合を確認してもらいましょう。自前の装備でも、シーズン開始前に必ず点検し、破損や緩みがないか確認してください。
天候に合わせた服装も重要です。寒冷地では保温レイヤーに加え、吸湿速乾素材のインナーと防風・防水のアウターを重ね、手袋・ヘルメット・サングラス、日焼け止めで身体全体を保護します。
転倒時に装備が離れないよう、スキー棒用ストラップやグローブ用クリップなどを活用しましょう。
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基本技術を習得する
安全に滑走するためには、転倒からの立ち上がり方、他者を妨げずに止まる方法、再び流れに戻るタイミングなど、基礎レッスンが必須です。初心者は必ずレッスンを受け、上級者でも長期間スキーから離れた場合はリフレッシュコースを受講すると安心です。
リフトの乗降方法も練習しておきましょう。古いリフトではタイミングが難しいことがありますが、係員に相談すれば速度調整をしてもらえる場合があります。
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ヘルメットの着用を検討する
近年、スキー・スノーボード利用者のヘルメット着用率は上昇しています。2008/2009シーズンでは全体の約半数、9歳以下の子どもは75%、10〜14歳は約66%がヘルメットを装着していました。
ただし、ヘルメットが安全意識を低下させることのないよう注意が必要です。ロチェスター工科大学のジェスパー・シーレイ教授は「高速で木に衝突すれば、ヘルメットの保護範囲を超えてしまう」と指摘し、「ヘルメットを外すべきではない。木にぶつかるべきではない」が正しいメッセージだと述べています。
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山に上がる前に体力をつける
スキー・スノーボードは有酸素運動、筋力、全身の協調性を要します。日常的に運動不足の状態で挑むと、初日のうちに激しい筋肉痛や体力不足で安全に滑れなくなる恐れがあります。事前に有酸素トレーニングや下半身の筋力強化を行い、体を慣らしておきましょう。
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規則を守る
閉鎖されたコースや立ち入り禁止エリアへ進入すると、事故リスクが大幅に上昇します。英国スポーツ医学ジャーナルの研究でも「リスク志向が高い」滑走者は怪我の確率が上がることが示されています。掲示板やコース標識を必ず確認し、スキー場のルールに従って行動してください。
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違和感や軽傷でも早めに診断を受ける
小さな怪我でも放置すると深刻な結果につながることがあります。例として、2009年2月にカナダ・モン・トランブランでスキー中に転倒し頭部出血で亡くなった女優ナターシャ・リチャードソンが挙げられます。本人は「大丈夫」と感じても、すぐに医療機関で検査を受けることが命を救う可能性があります。
