電気フェンスが人に与える影響
電気ショック
電気フェンスに触れると、電流が流れ痛みを伴う衝撃(電気ショック)を受けます。痛みの強さは電圧に依存し、農業や警備で使用される一般的なフェンスは致死的ではない低電圧に設定されていますが、歴史的には致死電圧のフェンスが捕虜処刑に利用された例もあります。
やけど
電気フェンスの帯電したワイヤーに接触すると、外部の皮膚だけでなく体内組織にもやけどを負うことがあります。外部やけどは指や手、足など接触部位に生じ、内部やけどは電流が体内を通過した経路に沿って起こります。重度の場合は生命に関わるため、直ちに医療機関での処置が必要です。
心室細動
電流が心臓に影響を与えると、心拍リズムが乱れ心室細動を引き起こすことがあります。これは無症状で致命的になることがあり、胸痛、息切れ、吐き気、意識消失などの症状が現れた場合は緊急の医療が必要です。ADHフェンシングによると、毎年多数の死亡が電気系統の不具合に起因しています。
その他の影響
電気フェンスによるショックは、心理的にトラウマを残すことがあります。また、設置不良や接地不良のフェンスは、ラジオやテレビの受信障害、電話回線やブロードバンドの通信不良など、周辺の通信インフラにも悪影響を及ぼすことがあります。
電気フェンスの安全な使用には、適切な設置と定期点検が不可欠です。
