遊び場の安全表面の長所と短所
数十年前、公園や小学校の遊び場はアスファルトやコンクリートで舗装されていました。転倒するとすりむきや頭部外傷などのリスクがありましたが、近年は衝撃吸収性を持つ安全表面が導入されています。以下では代表的な4種類の安全表面の特徴と注意点を解説します。
合成カーペット(パディング)
メーカーによって名称は異なりますが、基本は敷き詰めるタイプの厚手カーペットです。衝撃吸収性が高く、子どもが遊んでもずれません。一体型なので誤飲の危険はなく、清掃も簡単です。
- コストは面積に比例して高くなる。
- 使用年数とともに吸収力が低下することがある。
- 排水層が必要で、雨天時に湿ったままになると滑りやすくなる。
- 摩擦熱によりやけどのリスクがある。
ラバー・マルチ
木のチップに見えるゴム製のマルチです。設置費用が安く、時間経過で圧縮されにくい点が特徴です。量を増やせば衝撃吸収性も向上します。
- 定期的なメンテナンスが必要。
- 汚れやすく、子どもが掘り起こすと散乱しやすい。
- 異物が混入しやすく、誤飲や投げ捨ての危険がある。
- 室内に持ち帰られることがある。
- 燃えやすく、車椅子など障がい者の利用がしにくい。
木チップ
通常の木チップと、遊具用に設計されたエンジニアリング木繊維の2種類があります。低コストで設置が容易、排水性が高く、夏でも比較的涼しいのが利点です。
- 増量すれば吸収力は上がる。
- 時間とともに土と混ざり、猫や犬の糞の対象になる。
- 微生物が繁殖しやすく、子どもが飲み込む危険がある。
- 障がい者が利用しにくく、燃えやすい。
砂
設置費用が低く、排水性に優れ、燃えません。深さを調整すれば衝撃吸収性を調整できます。
- 定期的な掃除が必要で、土と混ざりやすい。
- 異物が混入しやすく、犬猫の糞の対象になる。
- 子どもが飲み込んだり、足元が滑りやすくなる。
- 水で飽和すると吸収力が低下する。
