致死率(ケース・ファタリティ率)の計算方法

疫学は感染症の伝播を研究する学問で、致死率(ケース・ファタリティ率)を用いて病原体の危険度を評価します。致死率のデータは、どの病原体がどれほど致命的かを把握し、保健当局がリスクに応じた資源配分を行うために重要です。

必要なもの

  • 公衇衛生記録
  • 電卓

計算手順

  1. 対象とする集団(全人口または特定の年齢層など)を決めます。特定のグループごとに致死率を算出すると、リスクが高い層を明確に把握できます。
  2. 一定期間内の感染者数を数えます。例えば、流行が約3か月続く場合は、最初の症例から最後の症例が症状を示すまでの期間を期間とします。年度単位で集計することも可能です。
  3. 致死率を算出する期間を設定します。麻疹など急性疾患は発疹後4〜6週間、慢性疾患は数年から数十年と、病原体に応じた期間を選びます。この期間で死亡以外の経過は除外します。
  4. 選択した期間内の各症例の結果を調べ、病気が原因で死亡した人数をカウントします。
  5. 死亡人数を同期間の感染者総数で割ります。
  6. 得られた数値に100を掛けてパーセンテージに変換します。疫学者は致死率を必ずパーセンテージで報告します。例として、感染者が200人で死亡者が5人の場合、致死率は2.5%となります。

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