酸性沈殿を伴う実験
自然の水
近くの湖や池で、未使用の紙コップを使い表層の水をすくい取ります。底の泥からは取らないように注意し、サンプルを自宅へ持ち帰ります。市販のpH試験紙や園芸用土壌pHキットで水を測定し、色見本と比較してpH値を記録します。この実験で、見た目がきれいでも水に酸性が含まれることが分かります。工場近くの水でも同様に測定し、場所による差を比較しましょう。
酸性雨と植物
同じ種の小さな鉢植えを4つ用意し、同一の土で育てます。2鉢を「水」、残り2鉢を「酢」とラベル付けします。白酢小さじ4½を蒸留水2カップに加えてよく混ぜ、酢水を作ります。「酢」グループの鉢には酢水を1/8カップ、「水」グループには蒸留水を同量与えます。これを5日間繰り返し、植物の成長を観察します。酢で処理した植物はしおれ、色が抜け、5日目には枯れたように見えるはずです。
酸性土壌の測定
白酢小さじ1を蒸留水2カップに加えて混ぜ、pH試験紙で測定すると約4となります。この酢溶液を、コーヒーフィルターに入れた土に注ぎ、下の紙コップに滴下させます。滴下した液体のpHを試験紙で測り、数値を記録します。別の場所の土でも同様に実施し、酸性度の違いを比較します。
酸が金属に与える影響
透明なグラス2つを用意し、1つは「水」、もう1つは「レモン汁」とラベル付けします。1983年以前に鋳造された銅含有率97%のペニーを各グラス底に入れます。レモン汁グラスにはペニーが浸る程度にレモン汁を注ぎ、もう一方にはペニーが浸る程度の水を注ぎます。水グラスのpHが6未満なら、重曹を少量加えてpH6〜7に調整します。両方のグラスをラップで密閉し、5日間放置します。レモン汁のグラスでは青緑色の液体が現れ、金属が腐食したことが確認できますが、水のグラスでは変化がありません。
