照明を消すことの環境メリット

照明を消すことは電力使用量を減らし、環境への負荷を軽減します。米国の電力の約半分は石炭火力発電所から供給されており、石炭や石油、天然ガスといった化石燃料は二酸化硫黄、二酸化炭素、窒素酸化物、粒子状物質、そして水銀などの有害物質を排出します。照明をオフにすれば、これらの燃料使用が減り、排出ガスも抑制できます。

白熱灯(Incandescent Lighting)

白熱灯は使用しないときに必ず消しましょう。米エネルギー省によると、照明に使われる電力の約10〜15%が白熱灯で、残りは熱に変換されます。特に夏場に白熱灯を消すことで室温上昇を抑え、エアコンの使用量と電気代を削減できます。

蛍光灯(Fluorescent Lighting)

従来、蛍光灯は点灯・消灯にエネルギーがかかると考えられ、15分以上オフにしなければ節約にならないと言われてきました。しかし米エネルギー省の調査では、5秒以上オフにすれば再点灯に必要なエネルギーよりも多くの電力を節約できることが分かっています。

自動販売機の照明(Vending Lights)

テネシー大学の調査によると、自動販売機の照明だけで年間10万ドル以上のコストがかかり、環境負荷も大きいことが判明しました。照明をオフにすれば発電所での燃料使用が減り、二酸化炭素排出量が130トン削減されます。これは年間で約25台の自動車を道路から減らす効果に相当します。

「Lights Out Program」

照明を消すもう一つの利点は渡り鳥の保護です。夜間に光に誘われて進路を外れ、建物に衝突したり、光から離れられずに疲労死する鳥が多くいます。ミネソタ州オーデュボン協会の「Lights Out Program」では、照明を減らすことで衝突事故を大幅に減少させ、同時にエネルギー消費とCO2排出も削減できると報告しています。

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