PVCボトル入り飲料水の安全性問題

1998年から2008年にかけて米国でのペットボトル飲料水の消費量は2倍に増加しましたが、安全性への懸念も指摘されています。2009年に米議会へ提出された2つの調査では、ボトル入り水は公共の水道水ほど厳格に規制されておらず、瓶自体からの汚染物質が含まれる可能性があることが明らかになりました。

プラスチック瓶の素材

水やミルク、スポーツドリンクのボトルに最も多く使用されているのはポリエチレンテレフタレート(PET)です。PVCはほとんど使用されませんが、2006年にロイヤル・ソサエティ・オブ・ケミストリーのジャーナルで、時間とともにアンチモンが瓶から水へ浸出する可能性が指摘されました。検出された量は公式の許容基準以下でしたが、経年で増加することが報告されています。

PVCの使用状況

PVCは主にラップなどの包装材に使われ、水ボトルにはほとんど使用されません。しかし、米国国立衛生研究所(NIH)によると、PVCは食品に有害な発がん性化学物質を放出することがあるとされています。この化学物質はプラスチックの可塑化過程で生成されます。

BPA(ビスフェノールA)

BPAは透明なプラスチック製品に含まれる化学物質で、2008年のCDCの調査では米国人の93%が体内に持っていることが分かっています。適正摂取量は設定されていますが、NIHのレビューでは、平均的な血中濃度が乳がんや前立腺がんなどのリスク増加と関連する可能性が示唆されています。透明な水ボトルがBPAの主要な供給源の一つと考えられます。

汚染物質の見分け方と対策

ボトルを選ぶ際は、光が通らない不透明な容器はBPAが使用されていない可能性が高いです。また、リサイクルマークで「PC」や数字の「7」が付いているものはBPAが含まれることがあります。消費者報告は、ポリエチレン製のボトルを推奨しています。さらに、プラスチックは高温や長時間使用で化学物質が溶出しやすくなるため、直射日光や高温下での保管は避け、使用期間を短くすることが重要です。

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