水銀蒸気への曝露を防ぐ実践ガイド
作業手順
実験室での作業
化学用防護ゴーグル、実験用エプロン、手袋、呼吸用保護具(マスク)を着用し、閉じた靴を履く。
換気フードを作動させ、フードのマークに合わせてスラッシュ(開口部)を下げる。アラームが鳴った場合はフードが正常に機能するまで使用しない。
容器や実験に必要な器具をすべて換気フード内に置き、実験はフード内で行う。
使用する量だけを注ぎ、作業後はすぐに容器の蓋をしっかり閉める。容器に破損や漏れがないか確認し、問題があればラボの有害廃棄物処理手順に従って処分する。水銀がこぼれた場合は以下の「こぼれ対策」を実施。
こぼれ対策
こぼれの規模を判断する。硬貨サイズ以下は小規模、より大きい場合は大規模とする。
大規模なこぼれや熱い表面(ホットプレート等)でのこぼれは直ちにその場を離れ、地域の保健所へ連絡し指示を仰ぐ。ラボの安全マニュアルに従うこと。
小規模なこぼれの場合は窓やドアを開けて換気し、清掃に関わらない人は退室させる。
水銀で汚染された衣類や小物は密閉容器に入れ、外部の安全な場所に保管してごみとして処分できるようにする。
水銀専用のクリーンアップキットを使用して回収する。キットは水銀と結合して固体化する薬剤が含まれており、簡単に集められる。
汚染されたカーペットやラグは取り除き、適切に廃棄する。
破損した蛍光灯の処理
人やペットを部屋から退室させる。蛍光灯には水銀蒸気が含まれているため、吸入を防ぐ。
窓とドアを開け、10分間換気する。暖房やエアコンは一時的に停止する。
割れたガラスや粉末は硬い紙や段ボールですくい、金属蓋付きのガラス瓶に入れる。小さな破片や粉は粘着テープで集め、湿った紙タオルで拭き取る。
さらに数時間部屋を換気し続け、この間は暖房・エアコンを再稼働しない。
