馬とMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
米国疾病予防管理センター(CDC)によると、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染は、馬および馬に関わる人々の間で増加しています。MRSAは抗生物質に耐性を持つブドウ球菌で、傷口に深刻な感染を引き起こす可能性があります。フロリダ大学の情報によると、症状としては発赤、腫脹、熱感、疼痛、膿瘍の形成などがあります。
感染経路
人間や多くの動物は、症状が出なくても皮膚や鼻腔にMRSA菌を保有できます。フロリダ大学の調査では、馬の鼻腔に菌を保有している割合は低いものの、農場によっては馬の50%が保有していることがあります。馬からの菌は人間にも感染する可能性があります。
注意喚起
CDCは、馬がMRSAのコミュニティリザーバー(保菌源)になる可能性があるとして、健康上の懸念を示しています。CDCは「この病原体が馬の疾患や馬と人間の間での感染伝播に果たす役割を明らかにするため、さらなる研究が必要である」と述べています。
予防策
フロリダ大学は、異なる馬を扱う際や顔や食事に触れる前に手洗いを徹底することを推奨しています。また、傷口は治癒するまで覆っておくこと、傷口に触れないこと、タオルやカミソリなどの個人用品を他人と共有しないことも重要です。
重症度
皮膚膿瘍としてのMRSAは、耐性のない抗生物質で治療でき、早期に治療すれば合併症なく治癒します。一方、手術創部に感染した場合は重症化し、入院が必要になることがあります。
