溝に生息するミノー魚

ミノーは淡水や海水に生息する小型の魚で、主にコイ科に属し、亜科はレウシシナエです。寒冷から高温、汚染された河口や低酸素環境まで幅広い環境に適応できます。体色は銀色から茶褐色、赤みがかったものまで様々で、溝に住む種は蚊の駆除にも利用されます。

ファットヘッドミノー (Fathead Minnow)

ファットヘッドミノー(Pimephales promelas)は丸い頭部と短いひれ、尾びれの下部に暗い斑点が特徴です。背中の中央に暗線が走り、肛門ひれは7本の棘があります。中小規模の小川や溝の中層・底層で群れを作り、低酸素や高温でも生息可能です。産卵期は晩春から夏中頃で、メスは年間最大12回産卵し、水中の物体に卵を付着させます。北米全域(特に中部から東部)に広く分布し、釣りの餌魚としても利用されます。

シープスヘッドミノー (Sheepshead Minnow)

シープスヘッドミノー(Cyprinodon variegatus)は極めて浅い水域や低酸素環境でも繁栄します。体長は約4.5cmから10cmで、背鰭と肛門鰭が1枚ずつです。銀白色の体に大きく膨らんだ体形が特徴です。メスは1か月に1,000個以上の卵を産み、卵は水中の植物や岩、他の卵に付着します。暖かい水では通年産卵し、寒冷な水では2月から10月にかけて産卵します。淡水・汽水の穏やかな浅瀬、湾、河口、運河、溝に生息し、北米大西岸、メキシコ湾、南米沿岸で見られます。

モスキートフィッシュ (Mosquito Fish)

モスキートフィッシュ(Gambusia affinis)は蚊の幼虫を食べて個体数を抑えるために導入されることが多く、寒冷、水質汚染、低酸素といった厳しい環境でも生き抜きます。体色は茶色で、川岸の浅く静かな水域に生息します。体長は約3.2cmから5cmで、オスはメスより小さく、寿命は約1年です。卵を産まず、胎生で子どもを直接産むため、65〜80°F(約18〜27°C)の水温で1シーズンに6〜8回、1回につき15〜40匹の稚魚を産みます。北米だけでなくニュージーランドやオーストラリアにも広がっています。

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