NTCA(全米結核管理者協会)と結核対策
全米結核管理者協会(NTCA)とは
NTCA は米国における結核根絶を使命とする会員制組織です。会員は結核管理プログラムのリーダー、医療専門家、リスクが高い集団の代表者で構成され、各地域で結核予防・管理プログラムを実施する権限と責任を持ちます。NTCA は 1995 年に設立され、同時に設立された全米結核看護師連合(NTNC)とともに非営利団体として活動しています。
全米結核看護師連合(NTNC)
NTNC は NTCA のプログラムの一部で、看護師が地域の結核管理者を支援します。主な活動は、教育・研修プログラムの調整、地域レベルでの予防・管理の推進、そして公衆衛生看護師の役割を地域社会が理解できるよう支援することです。
結核(TB)について
結核はかつて米国で死因トップだった感染症で、治療しなければ致命的になることがあります。主に肺に感染しますが、他の臓器にも波及します。治療が完了すれば感染力はなくなります。潜伏結核感染は症状がなく他者に感染させませんが、活動性結核(TB 病)になると症状が現れ、他者へ感染するリスクがあります。結核は地方・連邦の公衆衛生機関が教育と予防に注力している対象です。
結核の監視体制
米国の保健所はすべての結核症例を CDC(疾病管理予防センター)の結核根絶部門に報告します。米国本土・領土・属領合わせて 60 の報告管轄があり、これらのデータは CDC の監視プログラムとして、アウトブレイクの評価や対策の効果測定に活用されています。
疾病管理と対策
NTCA は CDC の結核根絶部門と連携し、結核アウトブレイクの追跡・対応を行います。また、会員と協働して全国規模の予防・管理イニシアティブを計画・実施しています。CDC の統計によれば、2008 年の結核症例は 12,904 件で、世界人口の約 3 分の 1 が結核に感染していると推定されています。
技術支援とサポート
NTCA と NTNC は結核対応プロトコル、政府の政策・法令の周知に努めます。さらに、遺伝子タイピング、情報技術、労働力育成、法的課題、矯正施設に関するワークグループを開催し、専門的支援を提供しています。
