2008年以降、米国の住宅所有者に中国製乾式壁が原因とされるさまざまな神経症状が報告されています。単なるアレルギー反応ではなく、壁材そのものが有毒な反応を引き起こす点が問題です。
中国製乾式壁の輸入状況
Herald‑Tribuneによれば、2006年に米国へは55万トン以上の乾式壁が輸入され、その大半がフロリダ州で受け入れられました。フロリダはこの健康問題の中心的な拠点となっています。
硫黄ガス(匂い成分)への曝露
分析結果から、中国製乾式壁には微量の化学物質が含まれていることが分かっています。個々の成分は安全基準以下でも、硫黄ガスを中心とした複合的な影響が住民の健康障害と関連付けられています。
主な症状
- 頭痛
- 息切れ
- 喘息発作
- 鼻づまり
- 喉の痛み
- 鼻血(鼻出血)
- 目の刺激感
神経障害の可能性
医療専門家は、硫黄ガスが引き起こす神経性炎症が症状の原因と指摘しています。特に第5脳神経(三叉神経)への影響が顕著で、脳底から鼻や喉へとつながるこの神経が刺激されるため、上記の部位に症状が現れます。
推奨される対策
2009年、米国消費者製品安全委員会(CPSC)は、疑わしい乾式壁の除去を勧告しました。曝露を止めることで、ほとんどの住民は症状が完全に改善されることが報告されています。
