薬物乱用がもたらす身体的・精神的影響
薬物乱用(処方薬や違法薬物)は、身体と精神に長期的な悪影響を及ぼします。適切な治療を受けなければ、臓器不全や死亡に至ることもあります。
麻薬(Narcotics)
医療用鎮痛剤として使用される一方、ヘロインなどの非処方オピエートも含まれます。使用開始者の約半数が依存に陥り、身体的・精神的に強い依存症となります。用量を増やすと過剰摂取の危険が高まり、心臓に負担がかかり死に至ることがあります。注射による使用はHIV感染、皮膚膿瘍、肝疾患、心臓弁膜や内膜の感染、肝炎、破傷風のリスクを伴います。
メタンフェタミン(Methamphetamine)
メタンフェタミンは脳内のドーパミン放出を過剰に刺激し、快感や幸福感を引き起こします。体内での吸収に最大12時間かかり、放出されたドーパミンは再利用されず破壊されます。その結果、ドーパミンの回復が遅れ、長期使用者は正常レベルの約80%に低下します。幻覚、妄想、激しいうつ状態、極端な体重減少、免疫力低下による感染症リスクが高まります。喫煙は肺活量を低下させ、重度の歯の損傷・抜歯、けいれん、不整脈、心不全、脳卒中、昏睡、死に至ることがあります。
大麻(Marijuana)
短期的には記憶力の低下や運動技能の障害を引き起こします。長期使用は呼吸器系の問題、ホルモン分泌の低下、心理的依存を招くことがあります。
コカイン(Cocaine)
非常に強力な興奮剤で、長期使用は偏執症、攻撃的行動、聴覚幻覚を引き起こします。心拍リズムの乱れ、心筋梗塞、胸痛、呼吸不全、脳卒中、痙攣、アルコールと併用した場合の急死リスクが高まります。
エクスタシー(MDMA)
アンフェタミン系の薬物で、長期使用は脳神経の損傷をもたらし、記憶障害、感情障害、睡眠障害、疼痛問題を引き起こします。高用量は心拍数上昇、心筋梗塞、痙攣を招き、過度の水分摂取により臓器が「溺れる」危険があります。その他にも多様な危険な副作用が報告されています。
