MRSA鼻腔培養の採取方法
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は、Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)によって引き起こされる感染症です。主に医療機関で高齢者や免疫力が低下した患者に見られます。診断は、鼻腔(nares)から採取した検体で行われます。
必要なもの
- 培養用綿棒
- 輸送チューブ
- 非防腐性滅菌食塩水
- ラベル
- 筆記用具
- 検体輸送用容器
手順
- 綿棒が入った輸送チューブを開封します。通常、滅菌容器内に1〜2本の綿棒がキャップ付きで入っています。
- 12歳未満の患者の場合は、綿棒を1本取り除き廃棄します。
- 非防腐性滅菌食塩水を2滴、綿棒の先端に滴下し、培養物を吸着させやすくします。
- 綿棒の先端をそれぞれの鼻腔に挿入し、約3秒間鼻粘膜に沿って回転させます。必要に応じて外側から指で鼻を押さえ、綿棒が粘膜に接触するようにします。
- 綿棒を輸送チューブに戻し、キャップを閉めます。綿棒が他の物に触れないよう注意し、汚染を防ぎます。
- 輸送チューブに患者情報(氏名、生年月日、社会保障番号など)をラベル付けします。ラベルには「ROMRS」(Rule Out MRSA:MRSA除外)と記載すると、培養目的が明確になります。
- 検体をラボが認識できるプラスチック製輸送バッグに入れ、速やかに検査室へ送ります。
