金鉱石の種類と特徴とは

金は地殻中で比較的希少な金属ですが、市場規模が大きく採掘が必要です。金の採掘効率や経済性は、採掘対象となる鉱石の種類に大きく左右されます。金鉱石は大きく4つに分類されます。

フリーミリング鉱石

フリーミリング鉱石は最も採掘効率が高く、回収率は99%に達することもあります。砕く・洗う・粉砕するだけで金を回収できるため、採掘コストが低く済みます。ただし自然界では稀で、代表例は金が内部に埋め込まれた砂状石英(クォーツローズ)です。

レフラクトリー鉱石

レフラクトリー鉱石は回収率が低く、時に50%程度に留まります。フリーミリング鉱石が不足しているため、金需要を満たす上で重要です。採掘には高温ローストやバクテリア酸化、圧力酸化など高コストな処理が必要です。シアン化処理や浸出法が用いられ、回収率向上が図られます。主な鉱種は微細金粒子を含む金硫化物、金を含む銅鉱石・鉛鉱石です。

プレグロビング鉱石

一部の金は自然界でシアン化物と結合し、細かい炭素質材料に吸着されます。このため金が吸着材に奪われ、抽出が困難になる鉱石を「プレグロビング鉱石」と呼びます。

複合鉱石

複合鉱石は金と他の金属(主に銅)が混在し、分離が極めて困難です。採掘コストが高く、採算が合わないことが多いため、実際の採掘は限定的です。

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