医療における電磁石の活用
電流を導線に流すと磁界が発生し、これが電磁石と呼ばれます。電磁石は医療分野を含むさまざまな用途に利用されています。また、事故で目に入った磁性金属粒子を除去する際にも使用されます。
MRI(磁気共鳴画像法)
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病院で最も重要な電磁石の利用は磁気共鳴画像法(MRI)です。体内の詳細な画像を取得し、脳腫瘍、出血、神経損傷、脳卒中、心臓や肺の障害、乳癌・肺癌の診断に活用されます。また、血管の状態や関節・骨髄の疾患、椎間板や脊髄神経の狭窄・腫瘍の評価にも使用されます。
疼痛管理
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1979年に米FDAは、未治癒骨折などの疼痛治療に電磁石の使用を承認しました。現在、変形性膝関節症、片頭痛、骨盤痛などへの応用も研究が進められています。
経頭蓋磁気刺激(TMS)
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経頭蓋磁気刺激(TMS)は診断ツールとして用いられる電磁療法です。慢性疼痛、顔面痛、頭痛、線維筋痛症の治療効果を検証する研究が行われています。
精神疾患への応用
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マサチューセッツ州ベルモントのマクリーン病院では、患者の頭部に強力な電磁石を装着し、頭皮からニューロンへ電流を流すことで、うつ病、躁病、パーキンソン病などの症状改善が報告されています。TMSは高い診断・治療ポテンシャルを持ちますが、安全性の確認には更なる研究が必要です。
ポリオ後遺症疼痛への利用
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1997年にヒューストンのベイラー医科大学で実施された研究では、静磁場(300〜500ガウス)を疼痛部位に当てると、ポリオ後遺症による疼痛が即座に軽減されることが示されました。
