メタノールを使った石鹸廃水の処理方法

概要

汚染された水(有機物・固体・化学物質が混入した水)を処理するには、正確さと根気が求められますが、環境保全に大きく貢献します。例えば、車の洗車後に生じる石鹸廃水は、処理せずに排水口へ流すと海洋生物に有害な化学物質を放出します。閉鎖系の水域へ放流する場合、硝化・脱硝といった高度な生物学的処理が必要です。脱硝では、メタノールなどの炭素源を供給し、廃水中に自然に存在する細菌に硝酸塩を除去させます。硝化・脱硝の過程では、温度、pH、メタノール投与量などを継続的に管理することが重要です。

必要なもの

  • 大容量容器
  • 廃水
  • アンモニア
  • メタノール
  • 酸素センサー
  • pHメーター
  • 温度計
  • 硝酸塩測定器

手順

ステップ 1

酸素センサーまたは酸素プローブで廃水中の溶存酸素濃度を測定します。硝化が進むには 2〜3 mg/L が必要で、アンモニア 1 lb を硝酸塩に変換するには総溶存酸素 4.5 lb が必要です。この基準に合わせて、適切量のアンモニアを廃水に加えます。

ステップ 2

pHメーターで硝化中の pH を監視します。最適範囲は 7.8〜9.0 ですが、範囲外でも硝化は起こります。アルカリ度が低い場合は、速やかに石灰などの強アルカリを使用しないよう注意し、必要なら緩やかな pH 調整剤で管理します。

ステップ 3

硝酸塩 1 lb に対し、メタノール 3〜4 lb を加えます。過剰投与すると処理後の水にメタノールが残留するため注意が必要です。脱硝菌は増殖が遅く温度に敏感なため、温度計で約 20 ℃ を保ち、pHメーターで pH を 6.0〜8.0 の範囲に維持します。

ステップ 4

硝酸塩測定器で廃水中の硝酸塩濃度を確認します。飲料水の基準は 45 ppm 以下です。測定値が 45 ppm 未満であれば、硝化・脱硝は成功と判断できます。

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