日常的に曝露される電磁波が人間に与える影響

医療における電波の利用

静脈潰瘍は、主に下肢の弁機能不全により血流が阻害され、組織が壊死する疾患です。2011年1月号「Journal of Wound, Ostomy and Continence Nursing」に掲載された研究では、76歳の患者に対し、圧迫療法とパルス電波(パルスラジオ周波数)を併用した結果、潰瘍が治癒し、再切断の必要がなくなったことが報告されています。

携帯電話基地局への曝露

携帯電話基地局の増加とそれに伴う電磁界は、長期的な健康影響への懸念を呼び起こしています。2011年1月号「Environmental Health」に掲載されたレビューでは、40件以上の医療報告を検討した結果、電磁波曝露の影響を評価する標準的手法が未確立であることが指摘されました。研究は、生体への電磁場の行動・身体的健康への影響を体系的に把握できるプロトコルの整備を推奨しています。

曝露効果は不確実

2010年10月号「Indian Journal of Experimental Biology」に掲載された論文は、携帯電話塔からの電磁周波数の影響を検討し、熱的・非熱的曝露のいずれも十分に評価されていないと結論付けました。また、電子レンジなど他の放射源による影響についても、現時点で明確な説明がないことが示されています。

電磁波と小児白血病

白血病は血液や骨髄のがんで、白血球の産生が阻害される疾患です。2000年4月号「Bioelectromagnetics」の研究では、テレビから発生する電磁波が小児に与える影響を調査しました。テレビでビデオゲームを行うと、同じテレビで番組を見る場合に比べて電磁波曝露が約2倍になることが分かりましたが、これらの曝露と小児白血病との因果関係を示す十分な証拠は得られませんでした。

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