Shigella dysenteriae(赤痢菌)の概要
Shigella dysenteriaeは、名前が示す通り、Shigella属に属する細菌です。世界中に分布していますが、特に衛生状態が悪く人口密度が高い地域、例えば開発途上国で集中します。
歴史
Shigella dysenteriaeは、1896年に日本の研究者・志賀清(しが きよし)によって初めて分離されました。志賀はこの細菌を「Bacillus dysentericus」と命名しました。
重要性
Kenyon College(2009年)の報告によると、Shigella dysenteriaeはシゲラ症(赤痢)を引き起こし、世界の下痢症例の5〜15%、赤痢症例の30〜50%を占めています。
特徴
Shigella dysenteriaeは非運動性のグラム陰性桿菌です。自ら移動できず、細胞壁のペプチドグリカンは少量で、棒状の形態をしています。
感染経路
この菌は汚染された食品や不潔な手を介してヒトからヒトへと伝播します。基本的な食品安全と適切な手洗いが感染拡大の予防に重要です。
治療法
主な治療は抗生物質で、アンピシリン、セフトリアキソン、シプロフロキサシン、トリメトプリム/サルファメトキサゾールなどが使用されます。
