ニトロセルロースの用途
ニトロセルロースは、セルロースを硝酸エステル化した高燃焼性化合物で、ラッカー、プラスチック、爆薬など幅広く利用されています。
ニトロセルロース膜の用途
- 微細な孔構造を持つため、濾過時に細菌などの微生物を効率的に捕捉でき、研究や診断に活用されます。
核酸・タンパク質への親和性
- DNA・RNAや抗原・抗体と強固な化学結合を形成し、固定化が可能です。この特性はELISA、妊娠検査、CRP測定などの免疫測定に広く利用されています。
創傷被覆材
- エーテルやアルコールなどの有機溶媒に溶解させたニトロセルロースは「コロジオン」と呼ばれる粘性液となり、1864年のクリミア戦争で創傷のコーティング材として使用されました。
マジシャン用フラッシュペーパー
- ニトロセルロースで作られた紙や布は空中で瞬時に燃焼し、明るい閃光とともに残留物を残さないため、マジックの演出素材として利用されます。
ニトロセルロースラッカーの利用
- 20世紀初頭に楽器(ギターやサックス)や自動車・航空機の塗装材として導入され、固体燃料ロケットの推進剤としても使用されています。
ガンコットン(無煙火薬)
- 軽量爆薬の原料として利用され、1832年にフランスのブランコノが硝酸と反応させて初めて合成しました。現在は煙をほとんど出さない無煙火薬として、様々な火器に使用されています。
