ガドリニウム造影剤の副作用と注意点
ガドリニウムとは
ガドリニウム(Gd)は白金属で銀色の光沢を持ち、元素周期表では原子番号64です。米食品医薬品局(FDA)は、MRI(磁気共鳴画像)での造影剤として使用され、臓器や組織の画像を鮮明にすると説明しています。
主な副作用
- 注射部位の灼熱感や痛み
- 軽いめまい
- 軽度の頭痛、吐き気、血圧低下
アレルギー反応
ガドリニウム造影剤投与後にアレルギー反応が起こることがありますが、重篤な反応は稀です。ただし、過去にアレルギー歴がある患者は注意が必要です。
腎機能障害(NSF/NFD)
腎不全や腎機能低下のある患者にガドリニウム造影剤を使用すると、腎性線維症(NSF/NFD)という治療困難な疾患を発症するリスクがあります。したがって、腎機能が低下している方には造影剤の使用は禁忌です。
妊娠・授乳中の女性
妊娠中の造影剤使用は胎児への影響が不明なため推奨されません。また、授乳中はガドリニウムが母乳を通じて乳児に移行する可能性があるため、投与後最低36〜48時間は授乳を中止することが推奨されます。
