貴金属精製チュートリアル

金属には様々な不純物が混在しているため、精製が必要です。不純物は他の金属、非金属、酸化物、硫化物、スラグ、溶存ガスなどがあります。精製方法は、対象金属の性質、除去すべき不純物、使用目的に応じて選択されます。

アマルガム法

  • アマルガム法は16世紀のメキシコで初めて使用され、銀鉱石から銀を抽出する精製手法です。銀が水銀と反応して水銀銀合金(アマルガム)を形成します。アマルガムを鉄製のレトルトで加熱すると、水銀は揮発して蒸留され、銀だけが残ります。

銀鉱石(シルバーグランス)からの抽出

  • 銀鉱石はスタンプミルで粉砕され、銅(I)塩溶液と水銀と混合されます。1〜2フィート厚の層に敷き、数週間日光にさらすと、銀と水銀が反応してアマルガムが生成されます。アマルガムを洗浄し、鉄製レトルトで加熱すると、水銀が蒸留され、純銀が残ります。

金含有石英岩からの金抽出

  • 金含有石英岩は破砕機で細かく砕き、スタンプミルで粉砕して粉末化します。得られたスラリーは水流で運ばれ、銅板上に水銀を塗布した斜面に流します。金粒子は水銀と結合してアマルガムを形成し、銅板に付着します。アマルガムを取り除き、鉄製レトルトで加熱すると、水銀が蒸留され金が残ります。この方法で石英岩中の金の約75〜80%が回収され、残りは「テーリング」と呼ばれる岩屑に残ります。テーリングはシアン化処理やマッカーサー・フォレスト法で更に精製されます。

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