結核の検査と診断方法

結核(TB)は、抗酸菌・マイコバクテリウム・結核菌によって引き起こされる感染症です。主に肺に影響しますが、他の臓器にも広がります。感染は、咳やくしゃみで放出された菌を含む飛沫を吸い込むことで人から人へ伝わります。適切な抗結核薬による治療でほぼ完治が可能です。

検査が指示されるタイミング

医療従事者は、以下のような状況で結核検査を指示します。

  • 結核患者との接触歴がある場合
  • 免疫抑制状態(HIV感染や免疫抑制薬使用など)にある人
  • 長期入所施設や刑務所など、閉鎖的環境にいる人
  • 結核罹患率の高い地域へ渡航・滞在した人

結核皮膚検査(ツベルクリン反応)

医師が皮膚の下に結核菌抽出物を含む溶液を注射します。注射部位に小さな隆起(硬結)がすぐに現れますが、結果が読めるまで48〜72時間は触れたり覆ったりしないようにします。

検査結果の読み方

48〜72時間後に医療従事者が注射部位を観察し、硬結の直径を測定します。一定のサイズ以上の硬結が認められた場合、結核感染が疑われます。

QuantiFERON‑TB Gold検査(QFT‑G)

ツベルクリンテストが陽性または不確定だった場合に実施します。血液を採取し、血中の免疫細胞が結核抗原に反応するかを測定する血液検査です。

結核の診断と治療

皮膚検査と血液検査の結果が陽性の場合、胸部X線撮影で肺の病変を確認します。診断が確定したら、イソニアジドなどの抗結核薬を使用した標準的な多剤併用療法が開始されます。

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