抑制剤(デプレッサント)とは何か?
抑制剤とは、中枢神経系の活動を抑制または遅延させる物質です。心身のリラックスやストレス軽減効果があり、世界中で広く使用されています。
バルビツール酸系薬
1900年代初頭から睡眠導入目的で処方されてきました。医療現場では鎮静剤として利用され、高血圧のコントロールや不安緩和、てんかん治療にも用いられます。多幸感を引き起こしやすく乱用リスクが高いため、近年はベンゾジアゼピン系に置き換えられています。
ベンゾジアゼピン系薬
不安障害や睡眠障害の短期治療に広く用いられる抑制剤です。効果が高く毒性が低いため、米国で最も処方される薬の一つです。ただし依存性のリスクがあるため、PTSDなどの長期治療には通常使用されません。
トランキライザー(鎮静剤)
覚醒状態や思考力を保ちつつ、精神を落ち着かせる薬です。バルビツール酸系ほど強力ではありませんが、睡眠誘導や不安緩和に十分な効果があります。20年以上にわたり処方されています。
メタクアローン(クアラウド)
通称「クアラウド」として知られ、米国では1985年まで広く使用されていました。レクリエーション用途で乱用され、過剰摂取や依存が問題となったため、医師の処方は中止されました。
アルコール
アルコールは抑制剤で、カフェインに次いで二番目に多く消費される薬物です。ビールは世界で3番目に消費される飲料です。合法(21歳以上)ですが、乱用率が高く、米国では7,000万人以上が過度に飲酒しています。アルコールが関与する殺人や交通事故は全体の50%以上と推定されています。
