Joint Commissionによる96時間災害ドリルの要件
Joint Commissionは2008年に病院向けの要件を改訂しましたが、実際に何をすべきか分かりにくい点が残っています。改訂要件は「外部支援があってもなくても、6つの重要領域で96時間自立できるかを病院が評価し、できない場合は改善策を策定する」ことを求めています。遵守しないと認定が失われます。
1. コミュニケーション
- スタッフ、患者・家族、外部組織へ緊急情報を伝えるための戦略、用語、バックアップ手段を文書化する。
2. 資源・資産管理
- 患者ケアや緊急対応に必要な資源・資産の管理能力、重要物資の備蓄計画を策定し、訓練で検証する。
3. 安全・セキュリティ
- 有害物質の取り扱いや除染を含め、患者・スタッフ・来訪者の安全を確保する。外部パートナーと協働し、出入口の制御手順を開発・調整・テストする。
4. スタッフ教育
- ハザード脆弱性分析に基づき、各職員の緊急時の役割を明示する。職務シートやチェックリスト、クロストレーニングを活用し、定期的に訓練を実施する。
5. 設備・水資源
- 衛生、電力、燃料、飲料水・非飲料水の代替供給手段を確保する。供給業者や地域の緊急管理者との覚書(MOU)を文書化する。
6. 患者・診療支援
- 患者のトリアージを迅速に行い、退院可能な患者は早期に退院させる。特別なニーズを持つ患者への対応、個人衛生・衛生の確保、選択的手術や非緊急業務のスペースを緊急対応に転用する計画を策定する。
