無煙タバコの主な2種類と健康への影響
無煙タバコは大きく分けて「スナッフ」と「噛みタバコ」の2種類があります。使用者はタバコを口や鼻の粘膜に接触させることでニコチンを吸収します。利用者の約3割が21歳未満で、ほとんどのユーザーは中学3年生(9年生)までに使用を始めています。
スナッフ
スナッフは湿式・乾式のタバコで、ストリップ、ロゼンジ、パウチなどの形態があります。噛みタバコより細かく粉砕され、粉末状にして小袋に入れることもあります。2009年の「マクスウェル・レポート」によると、米国の無煙タバコ市場の75.3%を湿式スナッフが占めていました。主にミント、フルーツ、オリジナルのフレーバーが販売され、鼻から吸引することも可能です。
噛みタバコ
噛みタバコは葉が緩く散らばっている形やツイスト、ブリック状で提供され、さまざまなフレーバーがあります。同レポートでは、2009年に緩葉タイプが市場の22.2%を占めていました。タバコは「細切り」「長切り」「オリジナル」の3種類にカットされ、スナッフとは異なり唾液が増えるため、使用者は唾を吐き出すか飲み込む必要があります。
がんリスク
無煙タバコはがんを引き起こさないという誤解がありますが、世界保健機関(WHO)の2007年の調査では、無煙タバコ製品に28種の発がん性物質が含まれていることが明らかになっています。米国国立がん研究所(NCI)も「安全なタバコは存在しない」と警告しています。無煙タバコは口腔がん、食道がん、膵臓がんなど様々ながんの原因となりますが、喫煙に比べ口腔がんのリスクは約半分です。
その他の健康問題
喫煙と同様に、無煙タバコも口腔内の健康を損ないます。代表的な症状は歯茎の後退、虫歯、歯周病といった口腔疾患です。また、白板症(レウコプラキア)と呼ばれる前癌状態の白い斑点が口腔粘膜に現れることがあります。生殖面では、男性の精子数減少や、妊娠中に使用した場合は早産や低体重児のリスクが増加します。
