タバコがもたらす影響に関する事実
2009年、米国国立がん研究所のデータによると、成人の約20.6%が喫煙していました。喫煙は体のほぼすべての臓器に有害で、多くの疾患リスクを高めます。喫煙者だけでなく、受動喫煙者にも影響があります。
心血管疾患
- 喫煙者は心臓や肺の疾患リスクが大幅に上昇し、非喫煙者に比べて冠状動脈疾患や脳卒中のリスクが2〜4倍に増加します。
- 男性喫煙者は非喫煙者の約23倍、女性喫煙者は約13倍の肺がん罹患率が報告されています。
- 喫煙は気道や肺胞を損傷し、慢性気管支炎や肺気腫のリスクを高めます。
- 心臓病は米国で最も多い死亡原因であり、喫煙が主要因のひとつです。
- 受動喫煙は18か月未満の子どもで5万〜30万件の肺感染症を引き起こし、喘息の発症率も増加させます。
がん
- 喫煙は肺がん・食道がんに加え、膀胱、子宮頸部、腎臓、喉頭、口腔、咽頭、胃、子宮など10種類以上のがんリスクを高めます。
- 加熱式タバコや噛みタバコなどの無煙タバコでも、28種類の発がん性物質が含まれ、口腔がんのリスクが上昇します。
生殖・妊娠への影響
- 妊娠中や授乳中の喫煙は早産、死産、低出生体重児、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを増大させます。
- 受動喫煙にさらされた妊婦でも低出生体重児が増加します。
- 喫煙は不妊リスクを高め、子宮がんの罹患率を上昇させます。
- 閉経後の女性では骨密度が低下し、股関節骨折のリスクが高まります。
死亡リスク
- 米国疾病予防管理センター(CDC)によれば、タバコ使用は予防可能な死亡原因の第一位で、年間死亡者の約5人に1人が喫煙関連です。
- 喫煙による死亡は、HIV、違法薬物、アルコール、交通事故、自殺、殺人を合わせた数よりも多く、肺がん死亡の約90%(男性)・80%(女性)を占めます。
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)による死亡の約90%も喫煙が原因です。
- 無煙タバコのニコチンは不整脈による死亡リスクを増加させる可能性があります。
