アルバータ州の禁煙法とその影響
公共の場所
アルバータ州政府は公共の場所を、一般が立ち入れる建物や構造物全体と定義しています。集合住宅の共用部、タクシーやバスの停留所、レストラン、バー、ホテルなどが含まれます。タバコ削減法では、私宅や自動車内での喫煙は認められていますが、タクシー・バス・業務用車両での喫煙は禁じられています。屋外で喫煙する場合は、公共施設の出入口、窓、換気口から少なくとも5ヤード離れる必要があります。
例外と取り締まり
グループ住宅やロッジ、特定のホテル客室などでは、指定された喫煙エリアを設けることが許可されています。また、公園・キャンプ場・ビーチでは喫煙は可能ですが、更衣室やピクニックシェルターなどの閉鎖空間では禁じられています。
違反者には初回で1,000カナダドル、再犯で5,000カナダドルの罰金が科されます。さらに、禁煙エリアで喫煙した場合は250カナダドルの「チケット」も発行されます。施設管理者が禁煙を許可した場合、初回で最大10,000カナダドル、再犯以降は最大100,000カナダドルの罰金が課されます。
広告規制
アルバータ州はタバコ広告やディスプレイが販売を12〜28%増加させると主張しています。タバコ削減法では、カウンター裏に置かれる「パワーウォール」型ディスプレイを禁止し、広告は面積32平方フィート以下、店外からは文字が読めないようにするなど厳格な条件を課しています。この規制は2008年7月1日に施行されました。
販売規制
2009年1月1日から、アルバータ州は薬局、医療施設、大学キャンパス内でのタバコ販売を禁止しました。薬局併設の大型スーパーマーケット(例:サフェウェイ)でも販売は認められません。この措置は、アルバータ薬剤師協会とカナダ薬剤師会の支持を得ており、公共の健康機関がタバコを扱うことは倫理に反するとされています。
影響
禁煙法により受動喫煙からの健康被害が減少し、喫煙者の禁煙意欲も高まると、Smoke Free Albertaは期待しています。オンタリオ州の調査では、喫煙法が禁煙動機の主因となった回答者は36%に上ります。また、同団体は喫煙による医療費がカナダ全体で年間170億ドル、アルバータ州だけで18億ドルかかっていると指摘し、禁煙法が経済面でも大きな効果をもたらすと見込んでいます。
