健康な肺と喫煙がもたらす肺の損傷

肺は体内で酸素と二酸化炭素の交換を行う重要な器官です。健康な肺はこの交換を効率的に行いますが、喫煙は肺の構造と機能を大きく損ないます。喫煙が肺に及ぼす影響について知り、必要なら医師に相談しましょう。

肺機能

肺は血液を酸素豊富な空気と接触させ、酸素を取り込み二酸化炭素を排出します。米国肺財団によると、1日で人は約8,000〜9,000リットルの空気を吸い込み、血液を酸素化しています。

健康な肺

病気がなければ、健康な肺はこの酸素交換をスムーズに行います。気管から気管支へと空気が流れ、肺内部の無数の肺胞(アルベオリ)で酸素と二酸化炭素の交換が行われます。医学情報サイトMedicineNet.comによれば、健康な肺はスポンジのような構造を持ち、数億もの小さな肺胞が表面積を広げています。

喫煙と肺

カナダ肺財団の報告によると、喫煙は以下のように肺に深刻なダメージを与えます。

  • 肺の表面にある繊毛(せんもう)が損傷し、感染症にかかりやすくなる。
  • 肺胞が破壊され、呼吸が困難になり、酸素交換効率が低下する。
  • 発がん性物質が肺に蓄積し、がんリスクが上昇する。

喫煙者の肺組織は、正常なピンク色から黒く斑点状に変化することがあります。

喫煙がもたらす肺疾患

米国肺協会は、米国における肺がん症例の87%が喫煙に起因するとしています。また、喫煙は肺気腫や慢性気管支炎といった慢性疾患の主な原因でもあります。米国肺財団の推計では、喫煙関連疾患で毎年約430,700人が死亡しています。

医師に相談する

若い女性が喫煙している様子
若い女性が喫煙している様子

喫煙が肺に与える影響が心配な場合や、禁煙方法について知りたい場合は、次回の診察時に医師に相談してください。医師は喫煙による健康リスクを説明し、禁煙支援や治療法を提案してくれます。

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