喫煙がもたらす真実と影響
喫煙の特徴
- タバコの煙(主流煙)には、吸い込むと体内に取り込まれる化学物質が数百種類含まれます。呼気として排出される副流煙にも同様の有害物質が含まれ、周囲の人々も同じ化学物質にさらされます。
- タバコ煙に含まれる43種の化学物質は発がん性が確認されており、ジメチルニトロソアミン、エチルメチルニトロソアミン、ニトロソピロリジン、ヒドラジン、ビニルクロライド、ウレタン、ホルムアルデヒドなどが代表的です。
- さらに、一酸化窒素や一酸化炭素といった有害ガス、シアン化物、ベンゼン、メタノール(木アルコール)、アンモニアなどもタバコ煙に含まれます。
喫煙がもたらす健康への影響
- 喫煙は善玉コレステロール(HDL)を低下させます。これは思春期の喫煙者でも成人でも同様です。
- 喫煙自体が高血圧の直接原因ではありませんが、一時的に血圧を上昇させ、長期的には血管硬化などのダメージを引き起こします。
- 糖尿病患者が喫煙すると、血糖管理が困難になり、腎臓病・失明・高血圧など合併症のリスクが大幅に増加します。
子どもへの危険性
- 妊娠中に喫煙すると、胎児の死亡リスクや乳幼児突然死症候群(SIDS)の発生率が上昇します。
- 子どもの肺は生後2〜10週からでも有害な影響を受け始め、呼吸器疾患のリスクが高まります。
- 副流煙に日常的にさらされた子どもは、虫歯になる確率が高くなることが報告されています。
女性への影響
- 喫煙は骨形成を阻害し、骨密度の低下や骨粗鬆症のリスクを高めます。特に閉経後の女性は股関節骨折の危険性が増大します。
男性への影響
- 1日18本以上のタバコを約2年間吸うと、男性の精子量が顕著に減少し、妊娠力が低下します。また、性欲も低下しがちです。
- 膝関節の変形性関節症(OA)を抱える男性は、喫煙者の方が軟骨減少が速く、痛みが強くなる傾向があります。