OSHAに報告すべき事故とは何か?
OSHAとは
米国労働省の部門である労働安全衛生局(OSHA)は、職場での労働者の安全と健康を守るために設置されています。すべての雇用主は、特定の安全基準を遵守し、業務上の負傷や死亡をOSHAに報告し調査を受ける義務があります。ただし、職場内のすべての出来事が報告対象になるわけではありません。
入院(Hospitalization)
同一事業所で同じ事故や化学物質の漏洩などにより、3人以上の従業員が入院した場合は、直ちにOSHAへ報告しなければなりません。3人未満の場合は、社内記録に残すだけで、調査が入った際に提示すればよいとされています。
死亡(Death)
業務中の事故で従業員が死亡した場合、死亡が即時であれ事故後に直接的に起因したものであれ、死亡から8時間以内にOSHAへ報告する必要があります。労働条件が原因で発症した疾病による死亡も同様に報告対象です。報告は電話またはOSHA事務所への直接持参で行います。
負傷(Injuries)
負傷がOSHAへの報告対象となるには、従業員の業務遂行能力に影響を与えるほどの重大なものであることが条件です。意識喪失は自動的に報告対象となります。また、報告対象は雇用主の直接雇用者であり、勤務中であることが前提です。独立請負業者や作業現場に私的目的で滞在していた者の負傷は、顧客関連とみなされOSHAには報告しません。
報告と記録の違い(Reporting vs Recording)
OSHAは、報告対象となる事故だけでなく、記録対象となるすべての事故を企業に保存することを義務付けています。重大な負傷、複数人の入院、死亡は速やかに(通常は8時間以内)OSHAへ報告します。一方、擦り傷や切り傷、軽度のやけどなど、医療処置は必要だが業務に支障がない軽傷は社内記録に留め、調査時に求められた場合にのみOSHAへ提出します。
