メタンガスは無色・無臭の燃料で、熱と光を発します。下水処理施設、埋立地、湿地などでメタンが蓄積しやすく、公共事業者は安全のために腐った卵のような臭いを付加しています。主な曝露経路は吸入で、皮膚からはほとんど吸収されません。食品や飲料水への汚染は起こりにくく、蒸発も速いため、主に下水作業員や高濃度地域にいる人々がリスクにさらされます。

軽度のメタン吸入

メタンを吸い込むと、めまい、疲労、頭痛などの症状が現れることがあります。メタンは酸素を置換するため、軽度の窒息症状を引き起こすことがありますが、濃度が5%(50,000 ppm)未満であれば重篤な酸素欠乏は起こりません。

重度のメタン曝露

濃度が爆発限界を超えると、酸素欠乏により中枢神経系に影響が出ます。具体的には、脈拍の増加、吐き気・嘔吐、意識喪失、痙攣、最悪の場合死亡に至ります。酸素濃度が18%以上保たれていれば、重篤な症状は出にくく、鉱山などでは酸素供給と換気を強化して対策しています。

爆発の危険

メタンは体積比で5〜15%の範囲で爆発性を持ちます。高濃度のメタンが火花や炎などの点火源に触れると爆発が起こります。特に鉱山や下水道では、十分な換気と酸素濃度の維持が必須です。地質条件により異常に高いメタンが放出されると、換気対策だけでは防げない爆発リスクが増大します。