背景
OSHA(米国労働安全衛生局)の血液媒介病原体への曝露に関する基準は、血液やその他の感染性物質にさらされる労働者を雇用する事業者に対し、疾病拡散防止のための予防措置を義務付けています。2001年に改訂された基準では、針なしシステムなど安全医療機器の使用、個人用防護具(手袋、ガウン、フェイスシールド等)の着用、従業員への教育・訓練、医療監視、B型肝炎ワクチンの提供、そして標識やラベルの使用が求められています。
その他の要件
上記の対策に加えて、事業者は「曝露管理計画(Exposure Control Plan)」を策定しなければなりません。この計画には、新しい医療機器や手順が従業員の怪我リスクを低減できるかどうかの評価が含まれます。また、直接患者ケアに従事する従業員から安全対策に関する意見を収集し、鋭利器具による怪我の詳細な記録を保持することも義務付けられています。
重要性
医療従事者が特に注意すべき血液媒介病原体は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)およびB型・C型肝炎ウイルスです。これらは針刺し事故、感染血液で汚染された鋭利器具による切創、または血液に触れた手で目・口・鼻を触れることで感染します。OSHAの血液媒介病原体基準は、適切な防護策の遵守を徹底させることで、これらの感染リスクを大幅に低減することを目的としています。
