DC と AC の電圧安全性比較
概要
19世紀末、トーマス・エジソンは交流(AC)が危険で直流(DC)が安全だと主張しました。実際にはどちらも危険ですが、低電圧でも交流の方が人体への影響が大きくなります。
直流(DC)の特徴
直流は一定の電圧で一定方向に流れる電流です。電池や乾電池が典型的な電源です。家庭で使われる直流は主におもちゃ、懐中電灯、MP3プレーヤーなどで、電圧は3〜12V程度です。乾いた皮膚に対してはほとんど感電しません。
交流(AC)の特徴
家庭用コンセントから供給される電力は110V(日本では100V)交流です。健康な大人の乾いた皮膚に対しては痛みを伴うショックですが、子供や皮膚が濡れている場合は致命的になることがあります。交流は変圧が容易で遠距離送電に適しています。
発汗と皮膚抵抗
交流は一定の周波数(日本は50/60Hz)で皮膚を刺激し、発汗を促します。汗が皮膚表面に付くと抵抗が低下し、同じ電圧でも流れる電流が増えるため、感電の危険性が高まります。
筋肉痙攣と心拍への影響
強い電流が体内を流れると筋肉が収縮し、呼吸困難や不整脈を引き起こすことがあります。交流は1秒間に60回(または50回)電流の向きが変わるため、筋肉の収縮が繰り返され、痙攣が激しくなります。
まとめ
直流は低電圧では比較的安全ですが、電圧が上がると同様に危険です。交流は変圧が容易で便利ですが、低電圧でも感電リスクが高く、特に皮膚が濡れている状態や子供には注意が必要です。
