胃バイパス手術後のケアと回復ガイド
胃バイパスは、肥満治療の一環として行われるバリアトリック手術です。適応は、BMIが40以上、またはBMIが35〜40で高血圧や糖尿病など体重に関連した合併症がある場合とされています(メイヨークリニック)。手術は大きな決断であり、術前に医師と手術内容や術後の生活変化について十分に相談しましょう。
回復
手術直後の入院期間は通常3〜5日です。腹腔鏡手術の場合は小さな切開で済むため、回復が比較的早く済みます。一方、開腹手術は切開が大きくなるため、回復に時間がかかります。入院中は医師が合併症の有無をモニタリングします。
食事
術後1〜2日は固形物を摂取できません。胃が癒えるまでの期間です。その後、約12週間にわたって医師が指示する段階的な食事プランに従います。
- 最初は水分のみ(スープやゼリーなど)。
- 次にピューレ状の食事。
- 最後に普通の食事へと移行。
胃の容量が大幅に縮小されるため、一回の食事量は極めて少なく、1日数回に分けて摂取する必要があります。特に術後6か月までは、過食や早食いにより嘔吐や腹痛を起こしやすくなります。
栄養不足を防ぐため、術後は定期的に医師のフォローアップを受けます。最初は3〜6か月ごと、その後は1〜2年に1回程度が目安です。ビタミン・ミネラルやタンパク質のサプリメントが推奨されることが多いです。
運動
手術だけで体重は減少しません。医師と共に個別の運動プログラムを作成し、徐々に強度を上げていきます。まずは毎日30分のウォーキングを目標にし、週に1回は30分程度の筋力トレーニングを取り入れましょう。運動は筋肉量の維持・増加だけでなく、全身の健康改善にも寄与します。
