高齢者の股関節骨折手術後に起こりうる主な合併症とは

術後に注意すべき主な合併症

股関節骨折は高齢者に多く見られる外傷で、手術後にさまざまな合併症が起こりやすくなります。以下に代表的なものを挙げます。

感染症:手術部位や肺、尿路などで感染が起こると、治療が遅れると重篤化します。

血栓症:下肢や肺に血栓ができるリスクが高く、血流が阻害されると致命的です。

肺炎:術後の肺炎は高齢者の死亡原因の一つです。呼吸機能の低下や長時間のベッド安静が原因です。

心筋梗塞:心臓疾患を抱える患者は手術後に心筋梗塞を起こす可能性があります。

脳卒中:高血圧や糖尿病を持つ高齢者は術後に脳卒中のリスクが増大します。

せん妄:術後の急激な意識変容で、痛みや薬剤、感染が引き金になります。

運動機能の低下:股関節骨折により歩行や日常動作が制限され、転倒リスクも高まります。

慢性的な疼痛:術後の長期疼痛は歩行障害やうつ症状を引き起こすことがあります。

これらの合併症は予防策や早期発見が重要です。術後のリハビリや適切な抗菌・抗凝固療法、定期的な健康チェックを行うことでリスクを低減できます。

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