膝十字靭帯手術の概要とリハビリ

考慮すべき点

  • 十字靭帯損傷が必ずしも手術を要するわけではありません。年齢、職業、活動レベル、痛みの程度などを総合的に判断し、理学療法で十分に回復できる場合は手術を回避できます。

手術

  • 通常、全身麻酔下で関節鏡検査(関節鏡)を行い、関節内の損傷を確認します。靭帯が離脱している場合は再付着、断裂している場合は自家腱移植(自分の腱)で新しい十字靭帯を作ります。移植には膝蓋腱やハムストリング腱が使用されます。稀に、ドナーから提供された腱(同種移植)を用いることもあります。

回復

  • 手術翌日には松葉杖で歩行できるようになることが多く、通常2週間程度松葉杖が必要です。医師の許可が出るまで外せません。また、膝の回復期間中はヒンジ付きブレースを装着することがあります。術後数週間は打ち身のような青あざや腫れが続き、骨に新しい腱を固定する際のドリリング音に伴う焼灼感も生じます。疼痛管理として鎮痛薬とアイシングが有効です。

リハビリテーション

  • 術後数週間から理学療法を開始し、最低でも3か月間は継続的にリハビリが必要です。アスリートの場合、競技復帰までに6か月以上かかることがあります。指導されたエクササイズやストレッチをしっかり行うことで、可動域の回復が早まります。

長期的な影響

  • リハビリ終了後も関節が硬くなったり音が鳴ったりすることがありますが、これは瘢痕組織が原因です。膝をつくことや長時間の負荷には時間がかかります。アスリートはプレー時にサポーターやブレースの使用を勧められることがあります。

膝の手術 - 関連記事