膝手術のリスクと合併症

感染症

膝手術で最も深刻な合併症は関節感染です。手術中に体が外部に開くことで細菌や病原体が侵入する可能性があります。多くの場合、手術室の無菌環境と抗生物質で防げますが、感染が起きることもあります。赤く腫れた切開部、関節の熱感、発熱、緑色や悪臭のある排膿が見られたら、直ちに病院へ行きましょう。

組織損傷

手術中に本来触れるべきでない組織が切断されたり、周囲の組織が打撲・損傷するリスクがあります。軽微なミスはすぐに修正できることが多いですが、重大なエラーは追加手術が必要になることもあります。稀に永久的な損傷が残るケースもあるため、手術前にリスクを十分説明してもらいましょう。

機能低下

大きな膝手術を受けた後、手術前の健常な膝と同等の機能を期待することはできません。最新の技術で車椅子生活から解放されるケースは増えていますが、完全に元の状態に戻すことは不可能です。手術中の手順と術後の制限を正確に理解し、再度切開が必要にならないよう日常的に膝を保護しましょう。

感覚喪失

大きな膝手術では、主要な神経が切断されることがあり、脚の一部がしびれることがあります。しびれは小さな範囲から膝全体に及ぶこともあり、時間とともに回復することが多いですが、永続的になるケースもあります。数か月経っても改善しない場合は、医師に対処法を相談してください。

出血・血栓

膝関節置換術などの大手術では、輸血が必要になる可能性があります。事前に自分の血液型が確保されているか確認しましょう。また、手術中の大量出血に備えて外科医は対応策を用意しています。術後は下肢の血栓形成が危険です。医師の指示通りに圧迫ストッキングを着用し、血栓予防に努めてください。

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