膝手術後のリハビリ運動ガイド

手術直後のリハビリ

膝手術直後は可動域が制限され、腫れが膝の屈伸を妨げます。早期に行うエクササイズは、膝を十分に曲げ伸ばしできるようにし、股関節や足首など他の関節の可動域も保つことが目的です。担当医や理学療法士から指示されたエクササイズを実施してください。代表的なエクササイズは以下の通りです。

  • クワッドセット:膝の下に丸めたタオルを置き、太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)を収縮させてタオルを押し下げます。膝の伸展(伸ばす)を取り戻す練習です。
  • ヒールスライド:仰向けに寝た状態で、膝をゆっくり曲げてかかとをお尻に近づけます。その後、逆方向に滑らせて膝を伸ばします。
  • ストレートレッグレイズ:大腿四頭筋を収縮させて膝をできるだけ伸ばし、脚をベッドから持ち上げます。膝はできるだけまっすぐに保ちます。
  • 足首ポンプ:ふくらはぎの筋肉を使ってつま先を上に向け、続いてつま先を足の甲側に向けます。つま先の背屈と底屈を交互に行います。

回復期の強化トレーニング

可動域が改善してきたら、膝周りの筋肉を強化する必要があります。大腿四頭筋とハムストリングスが強くなると回復が早まります。エクササイズバイクは可動域を広げつつ、負荷を上げることで筋力強化にも役立ちます。最初は抵抗を低く設定し、徐々に時間と強度を増やしてください。

理学療法士の指示に従い、以下のような中級・上級エクササイズへ移行します。

  • ミニスクワット:歩行器や手すりなど安定した支えを掴み、ゆっくり膝を曲げて約90度になるまで下げ、再び立ち上がります。これを繰り返します。
  • キックバック:足首にウェイトを付け、立位で太ももを垂直に保ったまま下腿を後方に蹴り上げます。ハムストリングスの強化と膝の屈曲可動域向上に効果的です。

長期的な回復と日常生活

完全な回復には数週間以上かかることがあります。その間はできるだけ膝を動かし、積極的に活動してください。歩行や階段の上り下りは筋力回復に非常に有効で、場合によっては機能向上にもつながります。

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