膝全置換術後に期待できること
手術後の主なリスク
- 深部静脈血栓症(DVT):血栓が血管内にでき、肺の大血管に流れ込むと肺塞栓症を引き起こす恐れがあります。
- 感染症:術後の切開部が赤みや腫れを示す場合、感染のサインです。医療スタッフが定期的にチェックします。
- 肺炎:手術後の安静や呼吸機能低下により起こりやすく、予防のために呼吸リハビリが行われます。
回復期間と生活指導
退院時には松葉杖や歩行器を使用することがあります。通常、術後6〜8週間は自動車の運転を控えてください。入院中に指示された薬やエクササイズは、退院後も継続して行うことが重要です。
リハビリテーション
リハビリは入院中から開始されます。主な内容は以下の通りです。
- 足首の屈伸運動
- 大腿部(太もも)筋肉の収縮と緩和
- 膝を伸ばしたままの脚上げ
- 膝と股関節の屈伸運動
理学療法終了後の状態
理学療法が完了する頃には、膝関節の可動域と筋力がほぼ正常に戻ります。その結果、日常生活のほとんどの動作や軽いレクリエーションを再開できるようになります。
注意すべき活動
以下のような膝に大きな負荷がかかる活動は、医師の許可が出るまで控えるか、慎重に行う必要があります。
- ランニングやジョギング
- スキー(特に下り滑り)
術後の経過は個人差がありますが、上記のポイントを守りながらリハビリを続けることで、健康な膝の機能回復が期待できます。
