膝関節置換手術の代替治療法

膝は痛風や外傷などさまざまなトラブルが起こりやすい関節です。重度の変形性関節症や腫瘍、感染、肥満、血流不全、前脛骨筋の弱化などが原因で、医師が膝関節置換手術(人工膝関節)を勧めることがあります。しかし、手術にはリスクが伴うため、代替治療法が注目されています。

置換手術の問題点

手術全般にリスクはつきものです。膝関節置換術では感染、再手術の必要性、神経・血管損傷、血栓などが起こり得ます。そのため、手術を避けたい患者は、在宅でできる方法や整形外科医の管理下で行う治療を検討します。効果は膝の状態に依存します。

運動

定期的な運動は膝周囲の筋力を維持し、関節可動域を保ちます。関節炎が原因の場合、運動は症状の軽減に寄与します。低衝撃・非荷重の活動、例えばヨガ、サイクリング、水中エクササイズが推奨されます。また、体重減少により膝関節への負荷が軽減されます。

ブレース

膝用ブレースは関節への負荷を分散し、痛みを和らげます。ただし、軟骨が完全に失われていないケースに限り効果が期待でき、装着感や皮膚刺激が問題になることがあります。

サプリメント

グルコサミンやコンドロイチンは炎症を抑え、軟骨の保護に役立ちます。経口摂取だけでなく、関節内注射で即効性を狙う方法もあります。関節の潤滑剤としても機能します。

薬物療法

イブプロフェンやナプロキセンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)は、関節の腫れを減少させ痛みを緩和します。市販薬でまずは試すことができ、効果があれば処方薬に比べて費用と副作用リスクが低くなります。

関節鏡手術

関節鏡は小さな切開で膝内部を観察し、損傷した軟骨を削り平滑化することで炎症を抑えます。回復期間は約4〜6週間と短いですが、軟骨がほとんど残っていない高度な関節炎には効果が限定的です。

ユニスペーサー

ユニスペーサーは金属製のディスクを膝関節内に挿入し、靭帯に適切な張力を与えて膝を正しい位置に保ちます。関節全体を除去する必要がなく、セメント固定も不要です。

膝の手術 - 関連記事