前頸部椎間板切除術で使用される手術体位は何ですか?
椎間板ヘルニアとは
頸椎は頭蓋骨のすぐ下にある7つの椎骨で、各椎骨の間に硬い外層とゼリー状の中心部からなる椎間板があります。外層が弱くなると中心部が突出し、神経根を圧迫して首や肩、腕に激しい痛みを引き起こします。
治療法
まずは薬物療法や理学療法などの非外科的治療が行われますが、症状が改善しない、あるいは悪化する場合は前頸部椎間板切除術(頸椎前方除去術)と椎体融合が検討されます。
手術時の体位
手術中は外科医が十分にアクセスでき、患者の関節や四肢に負担がかからないように体位を整えることが重要です。前頸部椎間板切除術は患者を仰向け(背臥位)にして実施します。
手術の流れ
全身麻酔を施し、気管チューブを挿入します。頸部前方に切開し、食道と気管を中間へ、頸動脈と頸静脈を側方へ移動させます。ヘルニア椎間板を完全に除去し、必要に応じてドナーまたは自家骨移植を行い、上下の椎体を融合させます。
術後の管理
退院前に理学療法士や作業療法士がリハビリを指導し、頸部カラーやネックブレースで首への負荷を軽減します。長期的な予後は概ね良好ですが、体位や手術の適応については担当医に相談してください。
