痔核摘除術(ヘモロイド切除)の術後指示
手術について
患者は、腰から下を一時的に麻酔する局所麻酔、または全身麻酔(睡眠状態)を受けます。肛門鏡を挿入し、腫れた静脈(痔核)を外科的に除去します。
術後の指示
手術後は看護師が麻酔が切れるまで経過観察します。全身麻酔の場合、吐き気や嘔吐が起こりやすく、点滴で水分を補給し、透明な液体が飲めるようになるまで様子を見ます。脊椎麻酔の場合は数時間で切れますが、頭痛予防のために仰向けで安静にします。バイタルサインが安定すれば退院可能です。
痛みが残ることがあるため、アセトアミノフェン(タイレノール)やイブプロフェン(モトリン/アドビル)などの鎮痛薬を使用します。麻薬系鎮痛薬は便秘を引き起こすため、通常は処方しません。便が硬くなると傷口が裂ける恐れがあるため、軟便剤の使用を勧めます。氷嚢で腫れを抑え、1日数回の坐浴(温水浴)で不快感を和らげ、回復を促します。
排便時に血液が混じることがあります。ガーゼや生理用ナプキンで吸収させます。外部肛門部に溶ける縫合糸が残ることがあります。感染は稀ですが、抗菌軟膏を使用する医師もいます。後に"Preparation H"や"Anusol"などの鎮静クリームを使用しても構いません。
排便時の力みは避け、1日6〜8杯の水分と食物繊維サプリ(MetamucilやCitrucel)を摂取してください。トイレで長時間座り続けることは避けます。
座位を楽にするために、薬局や医療用品店で販売されているドーナツ型クッションを利用してください。重いものは術後2〜3週間は持ち上げないようにし、術後診察で仕事復帰や運動再開の時期を確認します。
以下の症状が出た場合はすぐに医師に連絡してください:大量出血、排尿・排便困難、発熱。
