手術後に起こる膀胱トラブル
手術にはリスクや副作用が伴います。骨盤や腹部の手術、全身麻酔を受けた男女は、術後に膀胱に問題が起きることがあります。これらの症状は放置すると重篤な合併症につながるため、医師の診察・治療が必要です。
種類
- 尿閉:全身麻酔後に膀胱から尿が排出できなくなることがあります。
- 炎症・疼痛:膀胱鏡や手術器具の使用、膀胱筋の切開により炎症や痛みが生じます。
- 感染症:膀胱感染が起こり得るため、経口または静脈投与の抗生物質で細菌増殖を抑えます。
重要性
膀胱トラブルは排尿機能を障害し、日常生活の自立性を低下させます。失禁への不安から外出を控えることや、カテーテルや大人用おむつ、ベッドパンなどの医療用品が必要になる場合があります。保険適用外の費用がかさむこともあり、経済的負担が増すことがあります。
治療法
- 尿閉:留置カテーテルで膀胱から尿を排出し、麻酔が回復し歩行可能になったら抜去します。
- 炎症・疼痛:経口または静脈投与の鎮痛・抗炎症薬で対処します。膀胱筋の切開は縫合し、必要に応じて鎮痛薬を使用します。
- 感染症:細菌を除去するために抗生物質を投与します。
リスク
膀胱トラブルは早期治療が不可欠です。尿閉が放置されると尿が腎臓へ逆流し(尿逆流)、腎組織に損傷を与える恐れがあります。疼痛は一時的でも医師に報告し、重篤な問題のサインか確認します。感染が進行すると血流に乗り血液感染(敗血症)を引き起こし、致命的になることがあります。
注意点
すべての症状は速やかに医療提供者に報告し、指示なしに自己診断や自己治療は行わないでください。処方された医療機器や薬剤は医師・薬剤師の指示通りに使用し、用量の増減は必ず指示を受けてから行いましょう。治療は完了するまで継続し、術後合併症が解消されるよう努めてください。
