肩甲骨形成術後のリハビリエクササイズプログラム
慢性肩痛の多くは、回旋腱板腱の絞扼(インピンジメント)症候群が原因です。保存的治療で改善しない場合、開放型肩峰形成術(オープンアクロミプラスティ)が行われ、適切なリハビリとエクササイズにより痛みのない生活が期待できます。以下は、術後の段階別エクササイズプロトコルです。
エクササイズプロトコル 0〜4 週間
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術後最初の4週間は、耐えられる範囲での能動・受動可動域の確保と、痛みのない睡眠を目標とします。許容できる肩の高さまでの日常動作が可能です。腫脹と疼痛の管理に氷を使用し、理学療法士の補助下でパッシブ運動や、痛みの許容範囲での能動運動を行います。プーリー、ペンデュラム、ワンドを用いた可動域訓練や、軽度の等尺性筋力強化が推奨されます。痛みと可動域は週1回の診察で評価します。
エクササイズプロトコル 4〜12 週間
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4週目から12週目は、痛みのない能動可動域と軽い作業動作を中心に行います。両側の筋力と可動域の測定が行われ、ドアフレームストレッチで屈曲、外旋のエンドレンジを取得します。必要に応じて氷を使用します。90度の挙上位置でチューブエクササイズや、90度外転でダンベル運動を開始できます。肩甲骨安定化のため、ヒューストンテーブルエクササイズを取り入れます。正しい挙上テクニックが強調され、等速性トレーニングは一部医師により回復期には控えるよう指示されます。
エクササイズプロトコル 3〜6 ヶ月
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3〜6ヶ月の段階では、疼痛のない作業・スポーツ活動への復帰と、術前レベルへの回復を目指します。両側の可動域と筋力を再評価し、重量トレーニング(ラテラルプル、ベンチプレス、ロウ、上腕二頭筋・三頭筋エクササイズ)を導入します。90度以上の挙上での筋力強化も疼痛がなければ実施します。ただし、首の後ろで行うフライやショルダープレスなどは避けます。正常な筋力と疼痛のないフルレンジが得られた時点でリハビリプログラムは終了となります。
