胆嚢摘出手術の手順と術後ケア
胆嚢は体内の胆汁を貯蔵し、消化を助けるために小腸へ放出する臓器です。胆石と呼ばれる小さな岩状の沈着物が胆嚢にできることがあり、石が胆管を塞ぐと激しい痛みを伴う胆汁うっ滞が起こります。そのため、胆石が多数ある場合や胆嚢がんなどの疾患があるときは、胆嚢摘出術(胆嚢切除、胆嚢摘出手術)が行われます。
手術前の準備
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腸内を清浄に保つことで手術中の視野を確保します。手術前日は絶食、または透明な液体だけの食事を指示されることがあります。腸内洗浄薬を数日前から服用し、手術当日は抗菌石鹸で全身を洗浄します。抗凝固薬やその他の服用薬は、出血リスクを減らすために一時的に中止することがあります。
手術中
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患者の年齢・全身状態、外科医の判断により開腹手術または腹腔鏡手術が選択されます。腹腔鏡手術は小さな切開(通常4箇所)でカメラと器具を挿入し、胆嚢を摘出します。全身麻酔下で胆管内に石が残っていないか画像診断で確認します。
開腹手術は、過去に腹部に大きな傷や癒着がある場合に行われます。右肋骨下部に大きな切開を加え、胆嚢を直接視認し摘出後、縫合します。
どちらの手術も全身麻酔が必要です。腹腔鏡手術が不適当と判断された場合は、手術中に開腹手術へ切り替えることがあります。
手術後の経過
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術式により入院期間が異なります。腹腔鏡手術の場合は術後数時間で静脈点滴で水分・栄養を補給し、歩行が可能で痛みがなければ当日退院が可能です。退院後は安静にし、十分な水分摂取を心がけてください。回復は約1週間です。
開腹手術は侵襲が大きく、感染予防と自力での歩行・摂取ができるか確認するために数日間の入院が必要です。回復には4~6週間を要することが一般的です。
