手根管症候群のためのハンドマッサージ
電話を首にかける、ハンドルを握って運転する、ギター演奏やパソコン入力時に手首を曲げるなど、繰り返し同じ姿勢をとる動作は、手根管症候群を引き起こす原因となります。作業中は手首と首をできるだけまっすぐに保つことが、症状の予防・軽減に効果的です。
手根管症候群とは
手根管は手首の骨でできたトンネルで、正中神経がここを通って指や手に感覚を伝えます。正中神経が筋肉や炎症で圧迫されると、しびれやチクチク感、激しい痛みが生じ、物を握ることが困難になります。
主な原因と施術箇所
正中神経は腕神経叢の外側・内側束から分岐します。頸椎(C5〜C8)や胸椎上部(T1)の椎間板ヘルニアがあると、手にしびれや筋力低下が出ることがあります。マッサージは主に首、上腕、そして腕全体に行います。痛みは手首に現れますが、原因は首や上腕にあることが多いです。繰り返しの動作で筋肉が神経を圧迫すると、炎症が起こり、神経が通過しにくくなります。
対策・マッサージ方法
1. 首と腕の筋肉を温めます。温熱パックやホットタオルで血行を促進しましょう。
2. 温めた後、リンメント(軟膏)を塗布し、首を反対方向にゆっくりとストレッチします。
3. 首から肩、上腕へと順にマッサージし、神経への圧迫を緩めます。特に痛みやこりを感じる部位は重点的にほぐしましょう。
4. 腕全体を下へと流すようにマッサージし、手首までの血流と神経の通り道を確保します。
これらの手順を繰り返すことで、神経の炎症が軽減し、手の痛みやしびれが改善されます。
