12誘導心電図で評価する下壁リードとは
12誘導心電図の下壁リード
12誘導心電図(ECG)では、心臓の下壁(inferior wall)を評価するために特定のリードが用いられます。主にII誘導とIII誘導が下壁リードと呼ばれ、右腕(RA)と左脚(LL)、左腕(LA)と左脚(LL)の電位差を記録します。
II誘導
右腕(RA)と左脚(LL)間の電位差を測定し、心臓の下側、特に右心室と左心室の下部領域の活動を映し出します。
III誘導
左腕(LA)と左脚(LL)間の電位差を測定し、II誘導と同様に下壁の情報を提供します。
これらのリードは、下壁心筋梗塞(inferior myocardial infarction)など、下壁の虚血や損傷を検出する際に重要です。STセグメントの変化、T波の異常、QRS複合体の形態変化などが下壁領域の心疾患を示すサインとなります。
