なぜ肺胞のPO2は肺静脈よりも高いのか
肺胞の換気
肺胞は肺の中の小さな空気嚢で、ここでガス交換が行われます。吸息時に新鮮な空気が肺に入り、肺胞を満たします。この空気は、肺胞周囲の毛細血管内の血液に比べて酸素濃度が高いです。
酸素の拡散
肺胞と毛細血管の間に酸素濃度の差が生じ、濃度勾配が形成されます。酸素分子は濃度の高い肺胞側から低い毛細血管側へ、受動拡散により移動します。
換気・血流(V/Q)適合
健康な状態では、肺胞への換気と肺血流がほぼ一致しています。これにより、毛細血管内の血液に十分な酸素が供給されます。
結果
以上のプロセスにより、肺胞内の酸素分圧(PO2)は肺静脈のそれよりも高くなります。酸素が豊富になった血液は肺毛細血管から心臓へ戻り、全身へと送られ、組織に酸素を供給します。
