キレート療法は動脈の閉塞に効果的です
キレート療法の点滴は、動脈硬化に伴うプラークの蓄積を減少させる効果があります。動脈硬化は、血管壁が厚くなり血管径が狭くなる状態で、血流が阻害され、脳や心臓、下肢などに血液が届きにくくなります。
動脈が詰まる原因
プラークは、低密度リポタンパク質(LDL)や血小板の凝集、コレステロール過多、過剰なカルシウム、死んだ筋細胞や線維組織が血管内壁に沈着し、肥厚・腫脹させて形成されます。特にコレステロールが高いと動脈閉塞のリスクが高まります。血流が遮断されると、脳卒中、心筋梗塞、狭心症、下肢の痛み、血栓症などの危険が増します。
カルシウム除去でプラークが分解しやすくなる
Family Physicianのヒテンドラ・H・シャ博士と、元足病医・医学著者のモートン・ウォーカー博士は、近年の医学でカルシウム沈着が動脈硬化に大きく関与していることを指摘しています。彼らの著書『キレート療法で知っておくべきすべて』では、キレート療法が動脈硬化の改善に有効であると述べられています。治療は1回3〜4時間の点滴で、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)を投与します。EDTAは有害金属(鉛、亜鉛、水銀)だけでなくカルシウムとも結合し、血液中のカルシウムや金属は腎臓を経て尿として排泄されます。過剰なカルシウムが除去されると、動脈内のカルシウム沈着が分解しやすくなり、プラークが減少します。
コレステロール値の改善
カルシウムだけでなく、LDL(低密度リポタンパク質)も動脈閉塞の主要因です。EDTA点滴はLDLの減少を助け、高密度リポタンパク質(HDL)を維持・増加させます。HDLは肝臓で生成され、余分なLDLを回収して血管から除去する働きがあります。したがって、HDLが高いほど動脈の健康が保たれ、LDLが低いほどプラーク形成のリスクが低減します。
